熱海

熱海海上花火大会

1952年(昭和27)から始まった花火大会。夏のほか、春、秋、冬にも開催されるため、観覧チャンスが多いのが魅力。熱海はすり鉢状の地形のため、熱海湾から打ち上げられた花火は大音響で、迫力倍増。フィナーレは、会場全体から打ち上げるスターマイン「大空中ナイアガラ」。夜空と海が明るく輝きます。「熱海温泉ホテル旅館協同組合加盟施設」の宿泊者を対象にしたメッセージ花火打ち上げや、7~9月は宿泊者専用スペースの用意もあります。

サンビーチ

ホテルが立ち並び、熱海市街地の目前に広がるビーチ。ヤシの木に彩られ、400メートルにわたる白砂のビーチは開放感たっぷり。1年を通して、ファミリーやカップルが散策を楽しんでいる姿を見かけます。特に、夏の海開き期間は、市内3つの海水浴場の中で最もにぎわいます。世界的な照明デザイナー石井幹子氏による、日本初のビーチのライトアップは毎日開催。日の出や満月の風景もまた幻想的。熱海海上花火大会の会場でもあります。

來宮神社

来福・縁起の神として信仰されている來宮(きのみや)神社。最近はパワースポットとして有名で、若い女性や外国人観光客が多く訪れています。ご神木の大楠は樹齢2100年を超え、国の天然記念物。大楠を眺めるために設置された「大楠・五色の杜」は通常は休憩スペースですが、ウエディングなどにも活用されるそう。來宮神社の神様の好物である麦こがしにちなんで作られた「来福スウィーツ」も要チェック。夜はライトアップを開催するなど、新しい取り組みも行っています。

走り湯

奥行き5メートルの洞窟の中から源泉が湧き出すという、日本でも珍しい横穴式源泉。日本三大古泉のひとつ。山から湧き出した湯が、海まで飛ぶように勢いよく走り落ちていったのが「走り湯」の由来とされています。発見は約1300年前、鎌倉時代には源頼朝や北条政子らも入浴したと伝えられています。伊豆山(いずさん)神社の神湯として信仰され、現在も神事に用いられています。約70℃の湯が毎分170リットル湧出し、周辺には引き湯している伊豆山温泉の宿もあります。

起雲閣

1919年(大正8)実業家の別荘として建てられたのが始まり。その後、鉄道王として知られる根津嘉一郎氏の別荘として洋館2棟が建てられました。当時は「熱海の三大別荘」として称賛されました。1947年(昭和22)には旅館「起雲閣」として生まれ変わり、谷崎潤一郎、太宰治などの文豪が滞在。1000坪の池泉回遊式庭園や洋館玉姫の建物、ローマ風浴室など、見どころ豊富。NHKの朝のテレビ小説「花子とアン」のロケ地としても有名です。喫茶スペースも併設。

熱海トリックアート迷宮館

熱海城の敷地内にある、トリックアート体験施設。恐竜や建物など、平面を立体的に感じられるように描いたトリックアート約49点を展示。2018年の1月には5つの新作が入り、より不思議な世界に進化しました。鑑賞するだけでなく、実際に触ったりすることも可能。自分が小人になったような錯覚体験をしながら楽しめるコーナーも。SNS映えする面白い写真が撮れるので、ここでは大人もハジけた者勝ち。みんなで盛り上がれること間違いなし。